現政権の不正に対する所感

はじめに

こんにちは!

ブコメで↓みたいな、やや煽り気味のコメントを書いてしまいました。

 

安倍内閣 「支持する」45%「支持しない」37% NHK世論調査 | NHKニュース

野党ガーの人たちは何故かいつも与野党の政争の話にしたがるけど、これは自分たちの生活に関わる話。楽しい政治ゲームではない

2020/02/11 12:23

 喧嘩腰は良いものではないです。猛省

ところで、表題にある「現政権の不正に対する所感」は自分の中で一貫しているので、それについて一度、言語化しておきたいと思います。私も政治については門外漢なので変なことを書くかもしれませんがご容赦ください。

所感もろもろ

桜を見る会

多くの方が「たかが花見で」と感じられている話題です。

ここでは公職選挙法違反疑惑が最たる問題ではないでしょうか。

以下、自分の脳内会話です。

(A…私 B…藁人形)

B「公選法違反といってもよくある不正だし、騒ぎすぎじゃない?」

A「そうは言っても公選法違反って、言わば選挙でズルしてるわけですよ」

B「大したことなくない?」

A「どうだろう。ところで日本ではどうやって民主主義をやってるの?」

B「選挙を通じて主権者=国民の意思が政治に反映されるんだよ」

A「そう。だけど公選法違反だと、その選挙でズルをしてるの。国民の意思がちゃんと政治に反映されなくなるんだよ」

続けてA「桜を見る会の疑惑は、それを何千人または一万人の規模の有権者に対してやったんじゃないかってこと」

B「でも疑惑でしょ?確たる証拠もなしに追求できないよ」

A「これはむしろ説明責任が生じるところだと思うよ。私達が信任する政治家が状況証拠を突きつけられてる状況なんだから」

モリカケ

これも騒ぎすぎだって言われがちですね。モリカケ最大の問題点はやはり公文書の改ざんです。というか、モリカケ周りについては、モリカケ自体の疑惑を追求してると感じられている方が多い印象ですが、この「公文書の改ざん」こそが問題の本体であると思います。

公文書の改ざんがどういった性質のものであるかは、会社の契約書にたとえてみるとわかりやすいです。

B「要するに?」

A「ある日見たこともない契約書を見せられて『ほら、これにご捺印頂いてます』って言われたとする」

B「印鑑の捏造は犯罪だけど、それは実際問題難しくない?」

A「印鑑の捏造は難しいけど、捺印をもらった契約書の文面をあとから改ざんすることはできるよ」

続けてA「割り印だと無理だけどね」

つまり、そうやって契約書を改ざんした会社を誰が信用するのかっていう話です。国がそれをしたら、他国から見てもその国は信用できないという話になります。

統計偽装

最近あんまり話題に上らなくなりましたが。

B「統計の数字をごまかしてたんだよね?マクロ視点で経済を見る人にはクリティカルな話題だったし、問題はけして小さくないと思うけど、それにしても騒ぎすぎだったんじゃ?」

A「私も経済についてはわからんちんの人間だから経済云々はわかんないけどさ。経済の良し悪しって、政治の良し悪しを測るのに大事じゃない?」

B「そうね」

A「でも数字をごまかされたら、国民は政治の良し悪しをちゃんと測れないわけですよ。言うたら公選法違反と同質の問題をはらんでて、まっとうに民主主義ができなくなるの」

「では代わりの人間(ないし政党)はいるのか」について

よく言われています。ひるがえって、代わりがいないなら不正を見逃すのかという話になります。

別に、安倍内閣をどうこうしようというわけではないのです。要は、疑惑には真摯に向き合って、もし不正があったなら、まっとうに責任を果たしてほしいと思うだけなのです。責任を果たした結果代わりの人間が必要になった時はその時です。別に、いつか次の政権がまた自公になっても構わんのです。

ただ、不正が咎められない政治は、間違いなく国民主権の政治ではなくなってしまいます。それは唾棄すべきことです。

政権支持者の方にこそ怒ってほしい

こと、現与党の不正への追求に対して、それを野党の点数稼ぎ(または与党の失点)と見る向きがあります。

しかし、本当に怒るべきは、現政権を支持し、もっとも信任している政権支持者自身ではないでしょうか。”信任している相手に不正をされて”、信じた相手に一番裏切られているのはまぎれもない支持者の方ご自身です。