最近話題の騒動に寄せて
はじめに
ブログを始めました。ブログ名はコロコロ変わるかも。
さて、今朝は最近話題のとある騒動について、とても良い記事を拝読しました。
worldhumanrights.cocolog-nifty.comこちらですね。とても良い視点で、静かに厳かに懸念を綴られています。
しかし‥‥ですが、この記事のブックマークでたくさん星が付いているある方のコメント---名指しはしませんが---が気になりまして、それへの反発心から今回、筆を執った次第です。
件の記事で言われていること
まず、私は記事の後半で語られている
どんなに頑張って愛されキャラになり、人気があっても、もてはやされている陰で結局はある意味で馬鹿にされている、これが女性差別の本当に悲しいことなのです。
こちらについて、その意図を正しく理解していません。熟考していますが、まだよくわかっていません。すみません。
ですので、それ以前で語られている部分についてしか読み取れていませんが、次の一文はとても大切なことを述べられているように思います。
が胸を見せたのは、反フェミニストなのか、という論争も起きましたが、女性があるがままにあることを批判されるべきではないと私は思います。
いちゃもんはアカンで
今回の騒動について、難しいジェンダー観に関する事は自分にはさっぱりです。不勉強で申し訳ないです。
ですが、ひとつ確かに憤りを感じている事があります。
(一部の)みんな、好き勝手言いすぎやろ!
たまらんわ! ‥‥失礼しました。
今回の騒動で、当人の意思に関係なく矢面に立たされている(あるいはサンドバッグにされている)彼女に対して、配慮に欠いた言葉の応酬が散見されます。
やれ、ポルノである。
やれ、男性の理想を押し付けられている。
これら発言が飛び交うのは、VTuberがイラストないしアニメキャラのようなキャラクターとして捉えられている側面があるからと思われます。
ですが、断じて、それらは誤解です。
VTuberは人である
VTuberをよく知らない人からは、VTuberはとかく3DCGのアニメキャラと同一視されがちです。しかし、VTuberとアニメキャラでは決定的に異なる部分があります。
VTuberはアテレコではない
中には例外のVTuberの方もいるかもしれませんが、大体のVTuberはモーションキャプチャーを使って撮影をします。中の人と同じように動き、中の人が話す時に同じようにおしゃべりします。VTbuerは自分を表現するためにアバターを使ったYouTuberです。これがVTuberには魂があると言われる所以です。
今回矢面に立たされている彼女も(見るも無残にボロカスに言われていますが)一人の人間なわけです。
容姿とかはどうなのさ
ここまでで本人への配慮がないことへの苦言を述べました。また、巷で問題視されている容姿への悪口(ポルノだ!男性の押し付けだ!)についても、ここで反論を述べさせていただきます。
男性の押しつけなのか
少なくとも、今回騒動に巻き込まれている彼女については、男性の意思が介在していない、女性による活動です。イラストレーターは女性の方ですし、その姿で表現・活動している中の人もまた女性です。
それでも容姿について「ポルノだ!男性の押し付けだ!」と感じる人はいるでしょうが、先の言葉を借りると
女性があるがままにあることを批判されるべきではないと私は思います。
この一言です。
他のVTuberについてはこの限りではありませんが、難しいジェンダー観についての話はここでは割愛させていただきます。
ともかく、一人の女性として活動しているこの件の彼女は、早くこの憎悪渦巻く地獄のような騒動から解放されると良いなと願う次第です。
NHKについて
話変わりまして。
これについても「女性を頷き役にするな!」と言われていますが、今回起用されたのは「男性が思い描く理想の女性像である彼女」ではなく、「番組のターゲットである若者に人気で、技術的なトレンドでもあるVTuberの先鋒であるキズナアイ」だったかと思います。
総括
長文になると本旨を見失う癖があり恐縮です。
先の記事にはいたく感銘を受けました。
今回の騒動で議論に参加されているフェミニストの方には、どうか、「女性のあり方を男性に定義される」のを嫌うあまり、「女性のあり方を自分たち自身で定義してしまって、自由を奪ってしまう」ことのないよう、どうか、お願い申し上げます。